993カレラ オイル漏れ修理2

993カレラ オイル漏れ修理。

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とりあえずタペットカバーを外して ヘッドボルトの折れがないのか??点検。

大丈夫でした。

ただ、交換された形跡は、なさそうなので近い時期に折れる可能性は、あるかもです。

 

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エンジンのフロント部分のオイルシール交換。

オイルシールを綺麗に外す特殊工具を作成したので楽勝に綺麗にオイルシールが取れます。

 

 

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カムカバー  タペットカバーを綺麗に洗浄した後、組み付けます。

 

 

 

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ベルトとプラグコードも交換。

 

 

 

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クラッチを組み込み作業中に何か??おかしいな?と思い。

よーーーく見ると、、、

この車 RSクラッチなのに  クラッチスリーブがノーマルのまま、、、、

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RSクラッチの場合は、スリーブもRS用の長いタイプを使わないとです。

ここで気づいてよかったです。、  変なトラブルの原因となります。

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エンジン本体完成。

 

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エンジンサウンドアブソーバーも新品交換です。

 

 

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後は、ブーツが破れているコントロールアームとエンジンマウントも交換です。

 

993カレラ オイル漏れ修理。

最近、購入された993カレラのオイル漏れ修理とその他メンテナンスです。

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空冷ポルシェは、海外流通が多くどんどん高値となっています。

993カレラ MTも その1台です。

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購入されたばかりですが、オイル漏れやシフトロッド不良など問題点がたくさんあります。

サーキットを問題なく走れるレベルまでメンテナンスします。

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問題のシフトロッドは、片側のブッシュがいなくなり前方にロッドが出てきています。

これだとまともにシフトできません。

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オイル漏れ部分は、エンジンを脱着しないと修理出来ないので脱着しました。

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クラッチは、RSクラッチのシングルマスへと交換されています。

ディスクの程度は、まだまだ大丈夫そうです。

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クランクのリヤのオイルシールは、オイル漏れ有り。

要交換です。

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ディスビ、プラグコード  ディスビベルト ディスビキャップ  ローターなど

点火系統はすべて新品交換します。

あとは、タペットカバーのオイル漏れが酷いので交換します。

空冷最後の993でも もう20年前のモデルです。

一般メンテナンスが必要な車両です。

 

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 964ターボ  エンジンO/H

クランクケースの洗浄後  

ケースのバリ取りです。

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ポルシェのクランクケースは、ドイツの砂型成型技術の最高峰といえるぐらいすばらしいです。

現状の991CUPでも基本は、このGT-1クランクケースなので実質30年以上
基本設計は、変わりません。

そんな、ポルシェのクランクケースでも機械加工により金属のバリが存在します。

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写真のようなバリ。

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オイルリターンチューブの入り口は特に酷いです。

別にそのまま組んでもまったく問題ない部分ですが、
こういう部分を綺麗にして組むのはレースエンジンの場合当たり前のことです。

こういう些細な部分からトラブルが起きたり、オイル漏れが出たりします。

何よりも組むときに美しくない、、、

見た目が美しくない物ってやっぱり速くないんです。

ただの自己満足ですがこういうところをきちんとやるのがプロだと思います。

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後は、ヘッドボルト部分は、きちんとタップ掛けします。

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これは、クランクメタルが入る部分。  

ここもメタルの座りがよくなるように鏡面仕上げします。

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ロッカーアームのシャフトが入る部分は、軽くホーニング。

どの位置からも ロッカーアームがストレスなく入るように仕上げます。

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クランクケース準備OKです。

あとは、クランクのラッピング

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ゆっくり旋盤を回して 青棒で仕上げます。

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ピカピカになったジャーナル部分。

エンジンって組むまでの下準備が本当に大切です。