お友達ブログのモモセンさんから以下の質問をいただきました。
***日本の交通事情だとガスケットが抜けやすい理由がど~しても知りたいデス。
教えていただけませんか?***
さすがに鋭いところを突いてきますねー
これはあくまでも私の見解ですが、ベンツ、ポルシェのエンジンを整備していて1番思うことはたまにしか乗らない車に限ってすごくオイル漏れしていたりバルブガイドがガタガタの車が多く見受けられます。
どうして?
逆にサーキットや街乗りでもガンガンにアクセルを踏む人の車は走行距離に関係なくオイル漏れしていない車が多いです。
不思議ですよね、、、
推測から言いますと、週末にチョコチョコ愛車を乗るような乗り方の人がベンツ、ポルシェのユーザーには非常に多くいます。
その乗り方もちょっと買い物に、、、など
あまり走行距離を走らない=エンジンが温まらない。
エンジンオイルにとって1番良くないことは、エンジンのブローバイガスが溜まることです。
ブローバイガスには当然ガソリンの成分が含まれます。
これがエンジンオイルに混ざるとオイルがいっきに劣化し始めます。
ブローバイもくもくのチューニングカーがオイル交換を小まめにやるのはこの為です。
オイルにブローバイガスが溜まってもある程度の油温をあげる走り方をしてあげればガソリンの成分は蒸発してなくなります。
ガンガン走っている車は当然油温は100度を超えるような状態になっています。
自然とブローバイガスの成分を蒸発させています。
しかし、チョコチョコしか走らない車は、当然、油温は上がることはなく、ブローバイガスがオイルにずーっと溜まったままになりあっというまにエンジンオイルもだめになります。
車のオイルシールはガソリンに対して強くはできていません。
ガソリンの中に一日漬けておくとふやけたり、硬化したりします。
当然オイルシールはオイルに触れる場所にあるものですからガソリンが含まれたオイルにずーっとさらされることになります。
しかも、日本のように春夏秋冬の過酷な条件のなかこのような状態がズーット続けばオイル漏れして当たり前です。
エンジンにとって1番悪いことを1番条件の悪い国で行なっている、、、
このことがベンツ、ポルシェなどのドイツ車がオイル漏れしやすい条件を作りだしていると思います。
私もベンツの300TEに、乗っていますが通勤にはトランポのエブリーを使っているのでやっぱり週末にしか乗りません。
しかし、乗るときは必ず1度はエンジンを全開にします。
エンジンをレッドドーンまで回してやる、、、
本当に大事なことは、何が本当にエンジンにやさしいことなのかを知ることだと思います。
ベンツ、ポルシェのエンジンは超一流のエンジンです。
乗るときは迷わず全開にしてあげましょう。
車はきっとそういうことを望んでいるはずですから、、、、
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