お客さんの986ボクスター。
いきなりPSが重くなり エンジンもオーバーヒート。
レッカー移動で入庫。
原因を見てみると、、、、
なんと。
エンジンのテンショナーベルトにこんなに大きな石が挟まっていました。
おかげでベルトは、こんな感じに切れてました。
普通なかなかありえないのですが、このボクスターは、フロアのアンダーカバーの前側がもともと付いていない
のでたまたま巻き上げた石がテンショナープーリーに挟まりロックして切れました。
サーキット車両のアンダーカバーがない車でコースアウトしてダートに飛び出すと
これと同じような症状になることはよくありますが、公道を走っていてこうなるのは
案外珍しいことです。
幸いオーナーさんがすぐに気づき車を止めたので大事には至らなかったです。
そのまま乗っていると 最悪の場合、オーバーヒートでエンジンのG/Kが飛びます。
あと、水冷ポルシェは、真空引きでエアを抜いてクーラントを注入しないとラジエターにエアが残り
アッパーホースなどが破裂するので危険です。