メルセデスベンツのW124系の500E、E500 W140系のS500 SLの500などは年式による劣化の為エンジンハーネスが熱により溶けてしまうトラブルが発生します。
どのようになるかと言いますと、インジェクターの配線などは銅線の被服がすべて溶けてむき出し状態になります。
ほおっておくと最悪の場合は、車両火災の可能性もあります。
ディラーで車検を受けている車などは定期交換されている場合もあります。
しかしこのハーネスは7-8万円しますので結構な出費になります。
ハーネスの交換はベンツの場合メインコンピューターがエンジンルーム内にある為、比較的簡単に行なえます。
ベンツオーナーは、要点検です。
それから、もうひとつ、ダメになりやすいのはエアフロです。
この、パーツは良否を判断するのが非常に難しいのですが、点検方法があります。
500EなどのV8エンジンの場合調子が悪い状態でエアフロのカプラーを外してみてアイドリングの調子がよくなった場合はエアフロ交換が必要です。
ベンツはエアフロが壊れた場合でもセキュリティーモードに入りアイドリングはします。
そのまま、安全な場所まで移動できるようにです。
これは、逆にいえばアイドリング状態のエアフロの良否を点検する役目もします。
ベンツのエアフロは10万円近くしますので、オーナーには頭がいたい話です。