★レーシングカートのすすめ!!

先日、新東京でカートに乗ってきました。

レンタルカートですが、本格的なKTの遠心クラッチ式です。

KTは、カートを始めた頃に乗っていたのである程度、感覚は、あるのですが、
ショートコースが5年ぶりぐらいです。

MTカートの慣らしでは、よく桶川などには行っていましたが、KTで走るのは、ほんと久しぶりです。


新東京は、初めて走りましたが、かなりいいコースですね。

KTぐらいのパワーだと高速の根性コーナーはないのですが、高速からのヘアピンが連続するので
ブレーキコントロールとラインどりがかなり難しいです。

パワーのあるマシンだとパワースライドっで進入してドリフトコントロールで立ち上がってもそこそこの
タイムは、出ますがKTだとこれができません。

コーナーでリヤタイヤを滑らすだけで平気でコンマ2.3秒変わってきます。

本当にシビアです。

丁寧にしかも大胆に攻めないとタイムが出ません。

ハイパワーマシンに乗っていると忘れていたことを教えてくれます。

レンタルカートは、3台用意されていてすべてのカートに乗りましたが
同じエンジンでも特性が違うのでこれも勉強になりました。

リヤシャフトが25パイから40パイまで、、、

フレームもまるで違うマシンです。

乗り比べると面白いです。

言えることは、乗りやすいマシンが必ずしも
イイタイムで走れるとは限らないということです。

案外自分が乗りにくいと思っているマシンのほうがいいタイムが出ることが多いです。

これは、4輪のセッティングにもいえます。

自分では、なんだか乗りづらく感じるセッティングでも意外にタイムが出る
SETが必ずあります。

これがマシンとドライバーとのずれなのだと思います。

昔、プライベートでN1レースをやっているころ、お世話になっていたレース屋さんによく言われました。

「そういう時は、自分をマシンに合わすんだよ!」って

プロじゃないんだからいいパーツ使って自分にマシンを合わせることなど不可能だろ!  って

妙に説得力がある説明だったと思います。

でも、実際にそうだと思います。

例えば、このレンタルカートの3台の中でどのマシンでレースに出る? ともし言われたら、、

間違いなく1番タイムが出るマシンで出ると思います。

車のSET UPは、人それぞれです。

いろいろな車に乗ることでセッティング能力も身につくんだと思います。

レーシングカートは、そういうことがよりリアルに感じられます。

前のメルマガでカートをきちんと乗りこなせる方で4輪が遅い人はいない!
と言いましたが、それは、セッティング能力も各段に磨けるのがカートだということです。

今回乗ったカートの中では、25パイの細いシャフトのカートが乗った感じは、1番ヘロヘロでしたが
私は、1番タイムが出ました。

普通に考えれば40パイの剛性のあるシャフトのほうがよさそうですが、案外そうでもないです。

車でたとえれば ナローポルシェや930は、トーションバーの足回りですが、乗る人が乗ればコイルオーバーの
ショックよりも上手く走る人がいます。

993のダブルウィッシュボーンよりも964のリーディングアームのほうが、、、

水冷ポルシェよりも速い930まで、、、、、

結局は、セッティングに正解はなく自分にあった方法が1番だということです。

今現在、筑波素人最速ドライバーであるスーパー○○さんは、RX-7 FC3Sで 筑波 56秒です。

しかもSタイヤということを考えればプロもびっくり!です。

たぶんプロが乗ってもこのタイムは、出ないのではないかな? と思います。

それだけ車を自分のものにしているということです。

素人は、素人なりに自分の方向性を見つけるのが1番だと思います。

その為にもレーシングカートは、本当に勉強になる乗り物です。

それと、この前もお話したようにやはりレースですね。

練習走行10回行くよりもレースに1回出たほうが確実に速くなります。

これ、、、本当ですよ!