久々のベンツ記事です。
今、整備しているW220のメルセデスベンツですが、
キーレスが突然効かなくなった。
いろいろ調べると、、、、
助手席のカーペットがすごく濡れています。
剥がして見るとなんと水溜り状態、、
W220のベンツは、室内のハーネスが通る部分は、プラスチックの箱で覆われていて水などが入りづらくなっているのですが、その中まで浸水しています。
まるで水没車状態です。
カプラーが水により腐食してちぎれています。
キーレスが動かないのも配線のショートの可能性があるのでとりあえずカプラーをすべて新しく作り直してチェックしました。
ドアのキーレスのヒューズを入れようとするとシュートします。
w220は、ドアの開閉にバキュームを使っています。
どうやらこのバキュームポンプのカプラーを入れるとヒューズが飛ぶようです。
内部ショート? もしくはポンプロック?
ポンプユニットの中身を分解するとなんだか機械が焼けたにおいがするのですが
見た目には、どこもシュートしたようなところは、ありません。
ポンプも直結で動かして見ると動きます。
このポンプが定価10万円以上する高価部品です。
さすが、ベンツのSクラス、、、
原因が解らず部品を交換するには、高価すぎるのでユニット本体をチャックしてくれる業者があるというのでとりあえず結果待ちです。
最近の車の電気部品は、CAN通信やユニット本体がすべてをまかなうモジュール設計なので普通のテスターなどではチェックすることが出来ません。
たとえリレーユニットだけが悪くても部品としてはアッセンブリーでしか出ないのでほんと高額な部品となります。
整備も専用テスターがなければ何も出来ない、、、、、、
そんな時代ですね!