車好きには、同じ臭いを感じて集まる仲間がいます。
先日、とあるFRP屋さんに行ったのですが、そこの社長は、本当に車好きで、、
そして、紹介した私の友人も車大好きの人間なのですごく話が早いです。
この業界は、みんなどこかで必ず繋がっています。
だから下手なことは出来ないし、付き合いづらくなります。
私と3人で、久々に車関係の話で盛り上がりました。
車業界にも、いろいろな集まりがあります。
おもに 外車、 国産車 修理屋 チューニング屋 板金、塗装
それから、得意車種別の集まりがあります。
この車種別の集まりもすごく面白くて、
ロータリーは、どのショップもライバル心むき出しでいがみ合っていたり、ロードスターは、みんな和気あいあいと仲が良いなどと聞きます。
ポルシェは、ポルシェで独特な集まりがあり、 ベンツはまた違った集まりがある。
どの集まりにもいえることは、ウワサはすぐ広まるということです。
それだけ車業界は、狭いのだと思います。
たとえばずるいことをして、儲けたとしても決して長続きはしません。
本当にあくどい業者がいるのも事実です。
実際に聞いた話だと、関東と関西では、中古車を売るという感覚が少し違います。
具体的には、関東は、ある程度の事故車でもそれを説明した上で売ろうと思う業者が多いです。
逆に関西は、事故車を見抜けなかったお前が悪いんだろう! という考えが当たり前にあります。
これは、業者間でのやり取りでも発生します。
通常業者間で車を売り買いする場合、関東なら「この部分が事故っているけどいい!」
その代わり安くするよ! となりますが。
関西は、プロならそれぐらい見抜けよ! という姿勢が当たり前でもあります。
だから、関東人が関西圏の車を購入する場合は、ある程度警戒してかからないとダマされる場合が多い!
でも、相手側は、全然騙しているつもりはなくそれが当たり前で商売をしているので、全然悪気がなかったりします。
もうひとつ面白いのは、本当に車のことを知らない中古車屋が中にはいます。
一度、お客さんの車を探していて中古車屋を観に行ったとき、明らかに事故車のS14があったのですが、
「この車は、事故やっていますか?」 と聞くと
「ウチは、事故車は置いていません。」 ときっぱりと答えられました。
明らかにラジエターコアサポートを交換した跡がある車でしたので、
この店は、ダメだと思い帰ってきました。
車業界は、本当に車が好きでやっている人と、車に興味がなくお金目的でやっている人に分かれます。
これを見分けるのは、実は簡単です。
車好きの人は、車好き特有のオーラーが出ています。
その、オーラは、同じ車好きなら必ず感じることが出来るはずです。
見た目は、怖い頑固職人でも実は、車の話をすればとまらなくなる職人は、いっぱいいます。
また、そういう人は、車に対して正直なので、車のことに関しては、人を騙せません。
メカニックは、本当は、誰でも誠実な仕事がしたいのです。
でも、それを邪魔するものはたくさんあります。
それは、お客さんの予算だったり、会社側の指示だったりします。
だから、本当に車が好きな人は、自分で始めてみたいと思うのです。
でも、実際に始めてみると、誠実すぎて全然お金にならない、、、
全然儲からないが、自分のやりたい仕事を選ぶのか?
ある程度妥協して、仕事として割り切るのか?
これがすごく難しい選択だと思います。
まれに、過去に自分がチューニングした車に出会う場合があります。
その車が、ろくに整備もされず、ぼろぼろの状態ならがっかりしますが、
きちんと整備されて綺麗に乗られているのを見ると、やはりうれしいものです。
車は、最後には必ず廃車という道を辿りますが、中には、人間よりも長生きをする車も存在します。
今から50年後に、今現在の車がもし走っているのを見かけたら、きっと感動するでしょう。
年老いたときに自分と同い年の車を所有するというのもいいかもしれません。
そんなカーライフを送ってみたいものです。