964カレラ2 独立点火 始動

964カレラ2  LINKフルコン
独立点火。
あのツインプラグのでっかいデスビがなくなったのでエンジンルームは、こんなにスッキリ。
プラグコードもこんなに短く出来ます。
プラグコードは、ウルトラで特注で作りました。
964カレラは、デスビの中に気筒判別センサーを内蔵しています。
デスビを撤去すると当然  気筒判別出来ません。
気筒判別って何?
ポルシェのセンサーは、クランクに60山の欠歯2
デスビにカム角度の信号 1個を持っています。
要するにクランクで、点火時期を決めて
デスビのセンサーでどれが1番シリンダーなのかの判別をしています。
これは、964カレラ2になってからです。
この2個のセンサーがフルコンの制御にはとても重要です。
オシロスコープで見るとこんなに感じ。
LINKフルコンは、本体にオシロスコープ内蔵です。
ポルシェの様なクランク角に欠羽があるタイプだとクランクセンサーだけで同時点火までは出来ます。
964ターボがこのタイプ。
でも、独立点火にする為には、もう一つセンサーが必要です。
6気筒エンジンの点火システムは、720度÷6=120
エンジンが2回転するごとに
120度間隔で点火します。
クランクシャフトは、2回転
変則されたカムシャフトは、1回転。
クランクシャフトは、720度
カムシャフトは、360度
これが、普通のレスプロエンジンの燃焼サイクルです。
だから、気筒判別するには、カムシャフトの信号が必要なのです。
要らなくなったディスビをそのまま残せば気筒判別出来るのですがあの大きなディスビをセンサーとしての機能だけで残すのは、見っともないので
センサーは、PSポンプのプーリーを加工して取ります。
ここで、オオハマリ。
色々センサーを使うがLINKフルコンで、
中々認識してくれなくて、、、、、
ノーマルの磁気センサーをつけて何とか解決。
いい勉強になりました。
無事、独立点火、シーケンシャル噴射の今風の制御が可能になった964の完成です。
964カレラ2   3.8L   独立点火   シーケンシャル噴射  LINKフルコン仕様。
完成です。
セッティングの舞台は、やっぱり富士かな!!!!