整備の話 失敗談

毎日、車を整備していますと数々の失敗に出くわします。

面白い失敗談をあげると後輩の知り合いのメカニックがポルシェのエンジンを組んでエンジンをかけるとなんだかものすごい音がしてエンジンがすごい振動です。
どう考えてもおかしい?
いろいろ調べてみるとナント左右バンクとも圧縮上始点で組んでいました。
ポルシェの場合1番がと4番は圧縮上始点と排気上始点になるはずですが両方と同じに組んでしまった為の失敗でした。

昔、シルビアのSR20のエンジンを組んだところ回転を上げるとクランクから音がでます。しかし回転は恐ろしく軽く回ります。
油圧を見るとまるで上がらない。
オイルポンブにオイルが回っていないのかと思い外してみても問題なし。
結局エンジンをあけるはめになりました。
クランクメタルを見たところ変なあたりがあるのを発見しクリアランスを測定したところなんと100分の20もある。
なぜ?と思いいろいろ測定するとナントクランクがアンダーサイズのメタル用に加工されていた。
ボーリング屋さんの勘違い?
プラスチゲージで点検しなかった私も悪いがまさかと思いました。

星の数ほど失敗はあります。
そこから学ぶものもたしかに多かった、、、、、、、、