964カレラ2  エンジン

分解中の964カレラエンジン。

作業は、順調です。

クランク、、、

天然ラッピングされたような この綺麗さ、、

12年越しのメタルとは思えないほど綺麗です。

機械加工でラッピングしてもこんなに綺麗になりません。

当然、クランクメタルは、再使用します。

ただ、問題点もいくつかあります。

2番シリンダーのメッキ剥がれ、、

ピストンが1番下がる部分でのメッキ剥がれです。

ちなみにシリンダーメッキ剥がれはデトネーションなど原因ではないですよ。

デトネーションなら真っ先にピストンが溶けてますからね。

あとは、ロッカーアームが3個ほど虫食い。

4-6番カムシャフトも 一部虫食い。

この3点は、ウチに中古部品がありますので交換します。

それ以外は、すべて問題なく使えそうです。

これ、、オイルポンプのOリングですが、こういうところは経年劣化してゴムではなくなってきます。

この部分から当然オイルリークして油圧は低下します。

これは、どんなエンジンでも内部にゴムパーツを使っているのでどのエンジンでも発生します。

定期的OHが必要な理由は、こういった部分のリフレッシュが必要ということです。

エンジンパーツは、加工屋さんへ、、

ボルト類は クロメート処理を行います。

ポルシェ964カレラ  エンジンOH

今から 12年前に ウチでエンジンOHした車両です。

あれからもう、、12年、、、、

このお客さんとも 12年の付き合いとなります。

本当に、ポルシェを日常の足に使われるお客さんでウチのお客さんの中でも最も走行距離が多い方です。

近くのラーメン屋にもポルシェで出動。

車としては、、もっとも理想的な使い方をされています。

今回は、壊れたわけではなくこの先も長く乗るための OHです。

これが、この車にとって最後のエンジンOHになるよう、、、

作業していきたいと思います。

この先12年、、、、 2033年、、、、

私、、もう、、この仕事していないかも知れませんし

オーナーさんも流石にもう乗られていないかもしれません。

ある意味、お互いの終活になればと思います。

ポルシェ964CUP

ポルシェ 964CUP  です。

CUP= レースを走るための車両ですが

996前期CUPまでは、、書類が出ましたのでレース引退後、、ナンバーを付ける車が多数ありました。

このCUPオーナーさんとは、もう、、10年来のお付き合いです。

この車両は、昔、、有名ドライバーさんがレースで乗られていた車両です。

今から20年以上前は、、CUPカーもレース引退後 ナンバーをつけていろいろカスタムされました。

この車もその1台です。

ターボボディーにして  MOTEC制御。

今とは違い、、みんな思い思いに カスタムして遊んでいました。

そんな昔が懐かしいですね。

今回は、エンジン不動で、、入庫、、、

さすがにもう 20年選手のMOTEC本体が壊れたかと思いましたが

原因は、他にありました。

無事原因が解り エンジン始動。

今や 超希少となった964CUP ですが

昔から乗られている方には関係ないですね。

オーナーさんは、ポルシェ歴 30年以上。

そして、、このCUPが無くなると 金運が悪くなるので手放さないようです。

もう、、自分の体の一部なのでしょうね。

カッコいい車との付き合い方だと思います。