996GT-3 エンジンOH 2

ポルシェ996 GT-3  エンジンOH。

エンジン形式で言えば   M96-76エンジン。

市販車としては、ポルシェが作る2代目の水冷エンジン。

1台目は、ボクスターや996カレラに積まれたM96-01エンジン。

どうして、、ポルシェは、M96-01エンジンをより高性能にしてGT-3用のエンジンを作らなかったのか?

これは、いまだに謎ですね。

ここからは、私の私見ですが、、、

M96-01エンジンがあまりにも駄作エンジンだった、、、、

今も続く、、インタメ問題やシリンダー焼き付き問題、、、、

そして、、ウエットサンプになって徹底的にコスト削減されたエンジン。

ポルシェの開発陣営にGT-3を作るならどうしてもGT-1クランクで勝負したいと思う人がいた、、、、

という感じですかね。 

このエンジンを見るたびに、、

良く作った、、、と拍手したくなります。

本当にポルシェ陣営の技術の結晶、、、

ポルシェ959のエンジンやレース車両GT-1 の流れはありますが本当に市販車でこのエンジンをよく作ったな。 と感心します。

ドライサンプ用のオイルタンクが真後ろに。

この辺りがカレラエンジンと大きく違います。

エンジンが降りたGT-3 

補機類を分解して

エンジン単体になると少しは空冷エンジンと似たレイアウトになりました。

GT-3エンジン  M96-76 の凄いところはここからですね。

市販車としてポルシェ初の リッター100PS のNAエンジン。

今見ても、、素晴らしい作りです。

また、、UPします。

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996GT-3 エンジンOH

ポルシェ 996GT-3 のエンジンOHです。

996GT-3も すでに20年選手の立派な旧車となりました。

1度もエンジンOHされていない車両は、OH時期ですね。

水冷エンジンですので 当然 オイルと水を抜いてからの作業となります。

エンジン脱着

これから分解していきます。

996カレラ MT OS技研LSD

996カレラ MT 用  LSD

996の場合 前期 後期 などでMTのタイプが違うので 装着できるLSDも現車合わせとなります。

今回は997ターボと 同じ物が適合。

サイドフランジがCクリップではなく ボルト止めでポッチが有るタイプです。

ただ、、そのままでは、装着できず

MT側も加工が必要です。

この部分の突起がLSDを入れると当たります。

こんな感じで削り取って装着。

今回は、MTが降りた状態なので作業も楽ですがこれ、、車上での作業だとかなり大変かと思います。

バックラッシュの調整。

ポルシェは、デフのサイドB/Gの中にシムが入るので調整も大変です。

今回は、3回目で 範囲内に入りました。

完成。

このMTを カレラ4Sに取り付けします。

以前2駆化した カレラ4S に カレラMT取り付け。

RRのポルシェも LSDは必修です。

LSDは、もちろんサーキットスペックです。

試運転して 終了です。