930 3.2カレラ LINKフルコン  完成

930 3.2カレラ  LINKフルコン

室内側の配線。

エンジンルーム側の配線。

全ての設定の確認をしてエンジン始動。

3.2カレラのダイレクト点火  シーケンシャル噴射は初ですが

無事エンジン始動。

あとは細かい部分をまとめてセッティングです。

夜までまって実走でのセッティングをして完了です。

これぐらいの速さの車なら安心して踏めますね。

後は、冷間時のエンジン始動ですが、これは一日1回しかできないので大変。

しかもこの暑さだと、真冬を想定したエンジン始動のセッティングは、まず無理ですね。

ちなみに、近年の夏の暑さで昼間に空冷ポルシェに乗るのは絶対やめましょう。

フルコンで細かくセッティングしたことがある人なら解ると思いますが、普通に走っているだけで吸気温度50度以上  渋滞につかまれば70-80度以上に上がります。

シリンダー温度は150度を超えます。

また、高速を走ってパーキングで休憩中にエンジンルームの温度は100度近くになります。

そこから、エンジンかけるともう燃料のパーコレーションでまともにアイドリングしません。

自宅に駐車場がある方は、走り終わったら必ずエンジンフードを開けて扇風機を当ててください。

空冷エンジンバイクのハーレーと同じで夏は乗らないのが正解です。

乗り続けると何がおきるか?   

想定外の温度にさらされたエンジンG/Kやオイルシールからオイル漏れが始まります。

 まあーー当たり前の話です。

どうしても乗りたい方は渋滞のない深夜がお勧めです。

930 3.2カレラ LINKフルコン  続き

930カレラ  3.2Lエンジン

LINKフルコン作業。

エンジン側のワイヤーハーネス作成。

クラッチがダメなのでこの機会に交換。

ノーマルのECUハーネスの取り外し。

LINKフルコン用にワイヤーハーネス 一から作成。

ウチは、汎用ハーネスKITを使いません。

すべて難熱ワイヤーハーネスにて一から作ります。

ノーマルワイヤーハーネスと LINKフルコン用ハーネス

比べるまでもないですね。

エンジン搭載。

後は室内側とエンジン側のハーネスを合体させれば終了です。

最近は、PCソフトにて配線図を作成しています。

こうすることで後々のトラブルシューティングが楽なのとワイヤーハーネス作成時間が短縮できます。

LINKフルコンの場合 車のエンジンは、基本これだけのハーネスで動きます。

簡単といえば簡単、、、複雑といえば複雑です。

まあーーこれが車1台分となれば大変な作業となりますね。

930 3.2カレラ LINKフルコン

930 3.2カレラ

LINKフルコン でダイレクトイグニッション  シーケンシャル噴射制御。

まずは、クランクプーリーから、、

ノーマルエンジンのFWの歯数が多すぎて使えないのでクランクプーリーからベースの波形を取ります。

シーケンシャル噴射なのでもう一つカム信号が必要なのでそれはこちらから

これでシーケンシャル噴射の準備完了。

錆びついたクランクプーリーも ディスビも必要なくなります。

ダイレクトイグニッションコイル取り付け。

これで煩わしい、、プラグコードとはさよならできます。

うちでは、近年、、当たり前の作業です。

ノーマルのスロポジは、使えないのでこちらも交換です。

930カレラのフルコン化は、昔はほとんどなかったです。

やはりターボの方が多く、、、カレラはノーマルでもECU制御だったのでそのまま乗る方がほとんどでしたが、一番新しくて89年

36年も前の車両です。

これからは、どんどん増えそうですね。