加工カム

ノーマルのカムを加工して使うということを外車やマイナーな車の場合によく行います。

カムの作成は本当は素材カムと呼ばれる状態のカムがあれば1番いいのですがこれも車種が限られてきます。

加工カムのいいところは、自分の好きなカムの度数に出来るというところです。


プロフィールさえ解っていればどんなカムでも作ることができるのです。

よくこの車には、レース用のスペシャルカムが入っていて凄く希少車です。
と煽る中古車屋さんがいますがただメーカーとしては希少なだけで
プロフィールさえ分かれば作ることは可能なのでそこまで特別扱いするのもどうかと思います。

加工カムで気をつけなくてはならないのがワンオフでの作成になるので精度がイマイチの場合が多いです。

加工カムの場合はカムの中心角と作用角の数字が違う場合がよくあります。

前にバルタイの話をしたときにもいいましたが中心角で
バルタイを取るというのは決められたメーカー系のカムでない限り危険です。

例えば300度のカムがあったとしてそのカムの中心角は当然150度になりますが
カムによっては中心が150にならないカムもあります。

特にカム研磨機で少量で作るカムの場合中心角が140度なんて場合もあります。

当然バルブの開きの速さと閉じの速さが変わってきます。

だから300度のカムで中心角を150度と設定してバルタイを110度のところで取ったとしたら
計算上はオーバーラップが40度になるのですが実際に測ってみると結構ずれているカムが多くあります。

だから中心角でのバルタイは当てにならないものだといえます。

1番重要なのは開きと閉じの度数です。

これが分かって始めてカムの特性がわかります。

ピストンTOPのときにバルブが何ミリ開いているか?

このことのほうが重要です。

最近組んだL型の加工カムでピストンTOPのときに4mmバルブが開いていました。

フルリフトで12mmだと考えると結構開いています。

いい感じのエンジンになりそうです。

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