最高のチューニングとは、、、

車にとってまたそのオーナーにとって最高のチューニングとは、、、

速さを求めるレースの世界では、最新技術を駆使した車作りをしないと勝利を収めることは難しいでしょう。

でも、素人が参加する草レースの場合いろいろな掟破りが数多く存在します。

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たとえば、同じ車のエンジンを最新のコンピューター制御で燃料を制御するのと、昔ながらのキャブで制御するのとでは見るからにECU制御のほうが速そうです。

しかし、レースの世界では必ず最新技術が勝つとは限りません。

ここが草レースの面白いところでもあります。

昔、86に乗っていたころ、回りの速い連中はほとんどキャブチューンの車に乗っていました。

もちろんMOTECやVプロ、ハルテックなどたくさんのECUも存在しましたが、キャブチューンが1番速かった。

制御的に言えば1番古典的なキャブ制御ですが、、セッティングが決まればことサーキットにおいては、他を寄せ付けない速さを見せました。

キャブチューンの車はプライベーターが多く、長年の自分なりのセッティングで仕上げられた車は中途ナンパなSHOPのデモカーなんかより全然速かった。

これは、ポルシェなどの外車の車にも当てはまることですが、要はオーナーがどれぐらいの気持ちでその車を仕上げているか？

これに尽きると思います。

オーナーのこだわりがあらわれている車は速い！

キャブが好きでこの車にはキャブが1番いいと信じて乗るオーナーの車は速い！

車を自分に合うせるのと、自分を車に合われるのとでは大きく作り方が変わってきます。

知り合いにポルシェでレースに出ている人がいるのですが、その人のこだわりはとりあえずカッコいいこと、、、、です。

そこまで車高を落とすとストロークなんてほとんどないでしょ、、、ってぐらいベタベタです。

こんな車で曲がるわけがない、、、、とプロのメカならみんな思うはず、、

でも、めちゃくちゃ速いんです。

不思議ですよね、、、、、、

たぶん普通の人が乗ればどこに行くかわからない車のはず、、、

乗り手のこだわりが常識を覆すこともありうるのだと彼を見るたびに思います。

最高のチューニングとは、、、、、、

常識にとらわれず自分のこだわりを追及すること、、、、

自分の車だから何をやっても自由なはず、、、、

それが最高のチューニングです。

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