AE86は最高の車でした。

昔、私はAE86のレビンに乗っていました。

もともと街乗りで乗っていた車両をN1レース車両へと改造しJAF戦にプライベートで参戦していました。

その頃は、街乗りでももう1台86に乗り週末は峠へ練習に行っていました。

中古車屋にいたのでたまにレース車両にディーラーナンバーを付け、峠で慣らしなどもしていました。

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それから、メカニックの仕事をするようになりN1車両だったAE86はチューニング車両へと変わりました。

チューニング内容は、AE92のスーパーチャージャーエンジンを積み、インタークーラーやパイピングを作り変えました。

カムはチャージャーということもありHKSの254のカムを入れていました。

ボディはフルスポット増しでJTCCなみの20点ロールゲージを入れていました。

ガラスはフロント以外すべてアクリルで、左右のドアもFRPに交換していました。

足回りはフルピロでPCRのフルタップの車高調を入れていました。

クスコのプーリーUPのクランクプーリーで出力は200PSは出ていたと思います。

この仕様であちこちの草レースに出ていました。

ショップワークスの有名車両でしたのでよく雑誌などにも取り上げられました。

AE86という車両からはたくさんの経験をさせていただきました。

まず、サーキットに行ってもとにかく台数が多いこと。

また、マイスターと呼ばれるうまい乗り手がたくさんいたので本当にいい経験をさせていただきました。

その頃の、AE86は本当に激戦区で有名な乗り手がたくさんいました。

みんないろいろなことを考えて車を速くしようと必死でした。

なかでも燃料にメタノールやELFガソリンを混ぜるなどというのは当たり前のようにやっていました。

メタノールはガソリンに混ぜて使うのですが燃調がかなり違います。

およそ、2倍の燃料が必要になります。

メタノールのすごさは、その爆発力とノッキングに対して非常に強く、また冷却能力も、すごいものがあります。

マフラーの出口が真っ白になるのがメタノールを使っている車の特徴です。

欠点は、水分を吸いやすく燃料ラインなどは錆びが発生する為、メンテナンスが必要になります。

また、低温どきの始動が悪く冬などはまずエンジンがかかりません。

一時期はたいへん流行ましたが最近ではあまり聞きません。

インディーカーはメタノール燃料を使用しています。

また出火しても炎が目に見えないため火が付いているのがわかりません。

ELFガスは、いわゆるその頃のF1燃料です。

燃料戦争時代のF1のガソリンです。

日本グランプリの為たくさんの燃料を日本に送り込んだELFがグランプリ終了後に、あまった燃料を販売していました。

50LのELFのドラム缶で、その当時2万5000円ぐらいしました。

ドラム缶にはなんと、チーム名やF1ドライバーの名前までも書かれたシールが張ってありました。

私が使った中にはシューマッハやベネトンなどの名前が書かれていました。

各チームにより若干中身が違ったのを覚えています。

ELFガスの凄さはそのノッキング性能です。

異常な点火時期でもまずノッキングしません。

ギリギリにセッティングされたレース車両には最強の武器になります。

実際ELF燃料はその頃のJAF戦や草レースで多く用いられました。

それほどみんな本気で戦っていたように思います。

AE86からは本当にいろいろなことを学びました。

そのおかげで今があるような気がします。

続きはまた、次回お話します。

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