分解中の964カレラエンジン。
作業は、順調です。
クランク、、、
天然ラッピングされたような この綺麗さ、、
12年越しのメタルとは思えないほど綺麗です。
機械加工でラッピングしてもこんなに綺麗になりません。
当然、クランクメタルは、再使用します。
ただ、問題点もいくつかあります。
2番シリンダーのメッキ剥がれ、、
ピストンが1番下がる部分でのメッキ剥がれです。
ちなみにシリンダーメッキ剥がれはデトネーションなど原因ではないですよ。
デトネーションなら真っ先にピストンが溶けてますからね。
あとは、ロッカーアームが3個ほど虫食い。
4-6番カムシャフトも 一部虫食い。
この3点は、ウチに中古部品がありますので交換します。
それ以外は、すべて問題なく使えそうです。
これ、、オイルポンプのOリングですが、こういうところは経年劣化してゴムではなくなってきます。
この部分から当然オイルリークして油圧は低下します。
これは、どんなエンジンでも内部にゴムパーツを使っているのでどのエンジンでも発生します。
定期的OHが必要な理由は、こういった部分のリフレッシュが必要ということです。
エンジンパーツは、加工屋さんへ、、
ボルト類は クロメート処理を行います。