996GT-3 MT OH2

OH中の996後期 GT-3 MTの続き。

現在海外発注のパーツがありパーツ待ち状態ですが
進められる部分は、進めています。

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古い オイルシール類の抜き替えとケース洗浄。

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そして 焼きついていた、3速ギヤハブの交換。

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GT-3 MTは、 3-6速は、ギヤハブのみ交換できますが、
1-2速は、ギヤASSYとなるため、メインシャフトの交換となります。

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これは、3速のギヤハブ交換。

普通は、このギヤハブもパーツリストには載っていない部品ですので
しらないところだと 3速ギヤASSY交換となります。

そしてこれが ピニオンシャフトの4点支持BG。

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分解してみると、こんなにキズだらけ、、、

この車のように 4.0ファイナルを使うGT-3 乗りは、要注意です。

ファイナルギヤは、ローギヤードになればなるほど ピニオンギヤの頭が小さくなります。

だから、高回転で振れが発生しやすく、それがこのB/Gへの負担となります。

でも、、空冷時代のG50は、このBGは、それほどわるくなりませんでした。

なぜ、、GT-3になってから、、負担が大きいのか???

それは、空冷時代と比べて水冷GT-3は、 高回転E/Gとなりました。

空冷だとレブ 6800rpm が限界だったのが いっきに7500rpmオーバー

エンジンが高回転になればなるほど クラッチや、MTには、つらい状況となります。

何回OHしても 直らないMTは、このB/Gもしくはケース側が磨耗している可能性大です。

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今回は、このパーツも新品交換。   

このBG、、すげーー高価ですが、、、ケチったら泣きを見るパーツです。

さーて  あとは、1速2速ギヤのメインシャフトと  CUP用  3-4速フォークが入荷すれば組み込めます。

もう少しお待ちくださいね。